アマガミ 全エンド 個人的感想 再プレイ前段階 推敲前

絢辻詞

ナカヨシ、スキBEST>スキBAD>スキGOOD>ソエン

 

桜井梨穂子

スキBAD、ソエン>スキBEST>ナカヨシ、スキGOOD

 

森島はるか

スキBEST>スキBAD>ソエン、スキGOOD、ナカヨシ

 

七咲逢

スキGOOD>スキBAD、スキBEST>ナカヨシ>ソエン

 

中多紗江

ソエン>ナカヨシ>スキ

 

棚町薫

スキBAD>スキBEST>スキGOOD、ナカヨシ>ソエン

 

 

 

絢辻→ナカヨシ

絢辻さんも中多紗江と似て、家庭環境地雷パターン。しかも姉すら天然サイコで頼りにならない。スキルートで聞ける絢辻詞プレゼンツ「うさぎとかめ」の話とか、正直、で?っていう。ああ痛い痛いそのアイデンティティ

そんな彼女のキショイ内面を放出させるより、大人しく「親・権力」とかを彼女の仮想敵のポジに留めさせつつ、それに立ち向かうべく自己研鑽してもらう、というシンプルな二項対立の構図を維持してもらえば良い。その懐にスッと入って支えるナカヨシendが一番平和かつ合理的解決。「よくある幸せ」の域に収まった。アニメもこっちベースだったね。

 

ただ同じ枠では比べられないけど、スキルートも秀逸。

個人的にはスキルートの秀逸さは「メタ的な部分」なので作り手へのリスペクトとしてはスキBESTの方が上だが、物語のエンディングやその周辺で見ればナカヨシの方が好き。

 

「メインヒロインのスキBESTだからといって、決して平和でよくある感動を提供するわけではない」という粋な作りこみ。

 

 

「心の闇」とかいう言葉がある。そして多くの物語においては友やヒロインの「心の闇」を主人公が解消することでイニシエーションをクリアして、ハッピーエンドというのはよくある。

 

だが、実際のところそう単純ではない。殊、家族問題については一筋縄ではいかない。いくら親がゴミだろうと親を否定することは自分を否定することだからだ。

 

絢辻のスキルートが胸糞悪いのは、親や友人クラスメイト、社会、権力全てを拒絶し、主人公を絶対的な存在とみなす危うさ。

 

ただ、それは彼女にとって必要なステップでもある。「私」でもなく「あたし」でもなく、ほんとうの「わたし」を初めて見せた。その点では、その後に期待が高まる始まりのend。

 

 

「私」=仮初。表向き。仮面優等生。いわゆる白辻

「あたし」=反動としての本性。悪口。いわゆる黒辻

「わたし」=家族問題ゆえ閉じ込め続けた本当の自分。合体後のライデインを思い出したレイドック王。ウルフレジェンドを覚えた吹雪士郎

アマガミにおいては、テキストゲーだから「私」と「わたし」の区別つくけど、実際の世界なら音声だけなので区別はつかない。

それもまたこのゲームならではの強みを活かしたキャラの作り込み。

 

 

スキBESTendのその後を想像する。彼女の能力の高さから、本当の「わたし」を見出して以降すぐ社会や親との距離感を掴んでいくことも考えられる(大学推薦合格、)が、そう一筋縄で行かないで欲しくもある。

 

特に、仮面優等生で生徒会長やら創設祭実行委員長やら頑張って気張ってきた彼女は、燃え尽き症候群的になるのが筋だろう。

 

リアルな話、自分の知り合いに、似たような繊細で優秀な女子で、高校突然中退した人がいる。人間そんな強いわけないんだなと知った。普通に育ちも環境も良く頭脳明晰だったのに。ただその子もずっと支えてくれてる彼氏がいるとは聞いたけど、彼氏いても退学ぐらいちょちょいのちょいです。はい。

 

なので絢辻さん、一旦ヤケクソになるのもまた悪くない。なんなら退学キメてもいいよ。そこからが彼女の本当のスタートなのだろうね。ギャルゲーのお約束からはだいぶ常軌を逸したメインヒロインである。

 

やはりナカヨシの方が「よくある幸せ」には落ち着いてるわな。別にその方がいいってわけでもないけど、個人的には、スキルート「ほんとうのわたし」を発見したところで根源の絢辻家族問題をこの物語内で解決できない点、スキルートで発症するのがメタ的なキャラ故絢辻詞それ自体のキャラの魅力は意外と希薄な点(対極は森島先輩)から、微妙にナカヨシの方がいいかな?って感じ

 

スキBADについては、ザマアミロという感じ。元々間違ってる人格形成をもう一度間違えで上塗りするだけ。あそこから物語生まれない。そこらへんの可用性のなさが、絢辻詞という人間の単体としての浅さを表してるね。「仮面優等生」「腹黒」「家庭環境の問題」という属性が先行してる。ドキドキ文芸部みたい。

あのラストの純白の表情からドキドキ文芸部的胸糞表現もっていきたいね。それでアマガミのデータ全消去してくる。その時のクリア時の名前入力すると絢辻ボイスで遮られ、画面が文字化けする。いいねこれ。スキBAD絢辻詞モニカみあるわ。そしてイベントの座標がごちゃごちゃになるも、一つだけに隠された真end。は?

 

絢辻さんはソエン以外全endガツンとくるので好き。

 

 

 

梨穂子→スキBAD

そもそも梨穂子は本編が全体的にベタすぎる。

情弱系一途女子の典型。

二股しクリスマスデートすっぽかしてもなお許してくれる懐の広さを確認できるスキBADがもっとも梨穂子の良さが出ていると思う。

多分主人公は浮気を繰り返すが、その度驚天動地風林火山パフェを食べて梨穂子に許されていくのだろう。そして糖尿病で死ぬ。

 

 

ソエン…KBT108の人気メンバーになる。でも彼女は浮いたお誘いは全て断る。心に決めた人がいるから。そう、主人公である。

クーッ!健気。

 

 

 

スキBEST…童貞歓喜end。幼馴染との恋愛は禁忌感とか思い出補正とかで盛り上がれるけど(同窓会ラブと似てる)、所詮は一時の燃え上がりでしょ。大学入ったら別れるって、ふつう。それで別れても、なお、たまにお互いを欲するみたいな物語までいって初めてスキBESTだろ。

初めから向こうからの好意寄せられてるのを受け入れただけではとてもBESTとは呼べん。障壁乗り越えてこそのBEST。童貞は永遠に夢見ておれ

 

スキGOOD…中途半端

ナカヨシ…中途半端

 

 

七咲→スキGOOD

七咲の面白いところは疎遠であればあるほど水泳の成績が良いところ。恋愛とスポーツを両立できない不器用な彼女の性格がよく出ている。

スキGOODの哀愁は異常。七咲は主人公を好きなまま、主人公に尽くすも、一方の主人公は二股するような人格そのまま七咲との関係をズルズル続ける。女っ気もなく華やいだ遊びも苦手な彼女が唯一幸せになれそうな、もはや消極的選択としての「主人公との結婚」。しかしそれすら主人公は煙たげ。どうみても破綻してるカップル。残された、辻褄合わせの結婚。絶対最悪の家庭環境になるのが見える。将来DVの匂いすら感じる。っぱこの人間味よ。

 

次いでスキBAD。主人公が完全に幼稚園児と化す。ちょっと良さげに言うなら、主人公ヒモとしての才能目覚めendか。そのクズさ良し。◎。ただし一歩間違えば美也、梅原、他周囲の人に縁を切られそうなだらしなさ、危うさ、ともすればお縄までいきそうなふしだらさも感じさせるend。そう考えると、高橋先生にプロポーズしちゃったり俺の女になれよとか言っちゃったりするフラグが七咲ルートなの、一貫性あって納得がいく。七咲という防衛線を得たことでクズ化が加速し、高橋先生にもう一度プロポーズし停学するまでいけばスキGOODを超えたかも。

 

七咲ナカヨシ…一番、「ギャルゲーの高校生恋愛の透明感あるやつってこんなもんだよな」っていうend。キミキスくらいの良い薄さ。SEXすらなく別れるすらありそう。その一方で、七咲が水泳のスランプに陥らないこともあり、スキルートよりよっぽどお互いが高め合う関係を築いていく可能性もある。つまりそれだけなんでもありのスタートライン的なend。まだまだこっからでしょ。ちなみに個人的には主人公側が水泳と俺どっちが大事なの?っていう禁断の質問してトラブって別れて欲しい。

 

七咲スキBEST…正直七咲を心配してプールに飛び込んだ時点で、七咲の主人公への想いはわりと爆発しちゃってるので、スキルートの3endどれもそんなに変わらないのよね正直。スキBESTは主人公の幼稚園生ぶりが出ておらず「男」として意識させる割合が強いので、よりSEXが早かったというだけ。温泉のくだりは超良イベント。実にけしからん。

 

七咲endはどれも総じて良い。ストーリー展開に暑苦しさもなく、無理筋もない。聖地巡礼した時温泉はなかったと思うんだけど、誰か一緒に掘りませんか?

 

 

 

 

 

森島はるか

スキBEST…圧倒的BEST。なにより主人公のフェチを殺すことなく成長・開花させる点(膝裏のキス等)、最終的に森島先輩からもすね毛を剃るフェチを引き出せる点。お互いにやりたい放題だ。ごろにゃーん、ラーメンイベントと話題に事欠かないてんやわんやな毎日だが、肝心なところでちゃんと先輩の心を射止めていく主人公、眩しさすら感じる。変態紳士たる所以。2度告白して振られながらも、「振られてるんだ、どうせならその時思ったこと感じた幸せを全部伝えていこう」という姿勢へ転じていくマインドセットは、押し入れに引きこもるプロローグとは見違える成長ぶり。その背中はプレイヤーにドキドキと感動はもちろん、勇気さえも与えたと思う。アマガミにはまった入り口でもあり、自分の人格形成の一部とも言えるend。

 

スキBAD…「はるかは仕事には向かないかもね」「眼鏡をかけると印象が変わるからかけない」「森島先輩は卒業後お嫁さんになるべき」こんなフラグを見事に悪い方へ回収するスキBAD。メガネをかけて、おっとり天然な空気を捨て去ったキャリアウーマン先輩へ変貌していた。

しかし全然気を落とす必要はないendだ。閉じ込めた本当の森島先輩をもう一度こじ開ければ良い。もちろん高校生の時より何倍も難しくなるだろう。しかし、変態紳士の主人公ならできるはず。

そもそも元はと言えば、思わせぶりな態度、一歩間違えば怠いハイテンションなノリ、それは彼女側の欠陥でもある。

その脇の甘さ故、森島先輩はどうでも良い人にモテ過ぎて、逆に、本当の好きという感情を知らないままだった。

そんなピュアネスに唯一入り込んだ主人公。

そして裏切られ再び心を閉ざした。

 

だが、それならばそれ以降本当に好きな人がほかに現れている可能性は考えられないだろう。

バリバリキャリアウーマンは彼女なりのバリアなのだ。天然、おふざけ、ハイテンション、思わせぶり。それらを幸福につながらないとみなし、悪として意識的にか無意識的にか捨てたのだろう。だがそれは紛れもない森島先輩の良さだ。塚原先輩も認め続けた彼女の魅力だ。そして、そんな森島先輩の良さを誰より分かっていたのは主人公である。

 

もうわかりますよね?まだまだチャンスあります。はい。

 

ナカヨシ…記憶なし

 

スキGOOD…中途半端。森島先輩の返事に最後まで全部「あ、はい」とか、「え、まあ」とか基本どもりがちに返すファッキン童貞の癖に、森島先輩と誰かを同時にスキにさせるとか無理だろ。森島先輩の真っ直ぐな気持ちに答えないで泳がすとか、ゲームのシステム上はあり得ても、あんまりしっくりこない。

 

 

 

棚町薫

 

スキBAD…薫の家庭事情首突っ込むのが正直重いのでスキルート全体として印象は良くない。ただ首突っ込まないとスキフラグまでいかないんだよなぁ。

そういうしんどい薫と向き合い続けるのは流石に精神がもたないし、他の女の子と仲良くするのは全然あり。寧ろ他人の家庭の事情まで全部共感してくる奴いたら、逆に怖い。そんな余裕ないだろ。

なので薫の支えになりつつも、逃げ道を作るスキBADの主人公の人間味、よし。

やっぱりと後手後手で告白してくるクソ主人公を、真冬の極寒の中、橋から川におっことして許す薫。人間味、よし。

ドラマとして波が多い分より強いストーリーだなと思うのでBADが一番よき。以上。

 

 

スキBEST…

ストーリーとしては良いなあと思う。トレンディ。トレンディend。ただ上記の通り、シングルマザーである棚町家の家庭環境の悩みに寄り添い続けるのは聖人すぎる。人間そんな余裕はないだろ。あとそこまで献身的だと逆に尽くされる方も申し訳なくなるだろう

 

スキGOOD…記憶なし

 

ナカヨシ…記憶なし

 

 

中多紗江

ソエン…醍醐味。彼女の真骨頂。ミルクフォーチュン。

引っ込み思案箱入り娘の末路。自己肯定感のない女代表。性の対象としてしか魅力ないって明かしてるようなもん。事実そういう設計のキャラだからなぁ。

 

メイドプレイ・コスプレプレイ・お兄ちゃんプレイ等を行いつつ校内で颯爽とSEXだけしたい。その欲望叶える色の強いナカヨシがマシかな?

 

自己肯定感ない女と純愛しても基本良いことなし。成長させてあげるという醍醐味はあり得るも、そういうタイプのキャラクターでもなし。ネックの家庭環境についてリーチできないからね。故にスキルートは微妙。

 

スキBAD「先輩…この心の刺どうしたらいいんですか?」俺「知らん」終わり。

主人公、相手の親からなに言われたんだろうね。想像しても胸糞悪そうでしかない。

生い立ちも育ちも胸糞悪い、自己肯定感のない性処理担当キャラ。ポジションがかわいそう。以上。